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研究でしびれるということ (1)

 これから全4回に渡り、この3月で定年退官を迎える松江一教授の連載コラムをお送りします。


栄養学科 松江 一

はじめに
 小生、1969年大学院を研究スタート点とすれば、43年間近く、研究開発に携わってきた。その間、「実験科学」に横たわる「セレンディピティ」を自分達の研究を通して何度か味わった。その高揚感や達成感は、金を儲けた訳でも、誰かに誉められた訳でもないのに、えも言われぬ幸せな気分になった。そのような時、必ず研究の虜になる場面や結果があるもので、それを小生は「研究でしびれる瞬間」と言っている。

セレンディピティ(serendipity)とは
 それでは「セレンディピティ(serendipity)」とは何だろう。それは英国の作家の造語で、偶然に、思いがけない幸運な発見をする才能を意味する言葉で、我々研究者の間では、実験室等において予期しなかった偶然ともいえる現象から新たなものを発見する能力、又はその発見例として知られている。
昔から、歴史に名を残すノーベル賞クラスの有名な科学者から、我々のような平凡な科学者まで、多かれ少なかれそのような経験が、実験科学に関わるヒトを虜にしている事は事実である。
ここでは小生が経験した、大学院の学位の研究と社会人で体験した「しびれた研究例」を紹介する。


松江教授の「しびれた」瞬間とはいったい?次回へつづく。(次回更新は3月5日予定)


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