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選ぶ楽しみ、味わう楽しみ

 栄養学科 吉池信男(公衆栄養学)

 食べることの楽しみのひとつに、「何を食べようか?」といろいろと迷いながら選ぶことがある。東北新幹線が新青森まで来て、全国ネットのTVなどでも毎日のように青森の「食」の魅力が紹介され、それを目当ての観光客も増えてきているという。その中に、古川市場の「のっけ丼」がある(http://www.acci.or.jp/nokkedon/)。「どんぶりご飯にお好みのお刺身・総菜・お肉などをのっけて食べる究極のわがままどんぶり!」という企画で、私も県外からの来客をご案内し、喜んでいただいている。
 「のっけ丼」がユニークなのは、市場全体のお店が豊富な選択肢を用意して利用客を待っていることだ。単に種類の多さだけではなく、実際につくる人やさばく人たちと言葉を交わし、新鮮な魚介や、郷土料理などを選んではあつあつの白いご飯にのっけてもらう。ちょっとしたテーマパーク気分である。選んだあとは、市場内につくられた専用コーナーに座って、市場の活気と人々の暖かさを感じながら、ゆっくり味わってほしい。
 さて、こんな楽しいときは、「わがまま放題」のチョイスでも良いと思う。“栄養のバランス”など細かいことは忘れてしまおう。しかし、毎日、毎食が「わがまま放題」では、からだに良くない。そんなときは、コマのマークの「食事バランスガイド」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html)が役立つだろう。日本の食事バランスガイドの特徴は、「食品」ではなく、「料理」の組み合わせで構成されていることだ。世界でこのようなアプローチは初めてであったが、韓国では同様の考え方で新しい食事ガイドの開発を進めている。「おきあがりこぼし」(roly-poly)がそのキャラクターで、雪だるまのようにも見える。完成の際には、“roly-poly”を眺めながら、美味しい韓国料理を食べに行きたいと思っている。
Blance Guide
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