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新年を迎えてすぐだというのに、旧年の話で恐縮です

栄養学科 清水 亮

2012年は、仕事と家と清盛の年でした。仕事では関係する新たな資格試験に合格し、私事としては居を構えることができました。そして、娯楽として毎週欠かさなかったのがNHK大河ドラマ『平清盛』鑑賞です。むつ市出身の松山ケンイチさんの主演や、こだわりのドラマ構成に毎回釘付けでした。その中で清盛が宮中行事である相撲節会の膳の仕度をしたいと願い出るエピソードがあります。節会に出られていた後白河天皇は、相撲より清盛が用意した膳に興味が移っていき、清盛が鎮西(現在の九州)で味わった宋国のお茶に驚嘆の表情を浮かべます。相撲が終わり、勝者にお言葉を授けるはずだった後白河天皇は、膳を用意したのは誰かと質問。側近の信西入道が、清盛であることを告げると、その場で清盛を、鎮西に関する重職大宰大弐(大宰府の長官)に任命しました。これにより、清盛は嘆願することなく、欲しかった官職を手に入れることができました。いつの世も食は心に響かすものがあるのだなと思った一方で、文化的な好奇心をお持ちの後白河天皇のことをよく理解していた清盛に感心しました。管理栄養士は栄養を重視する職業ですが、相手を理解し、その方らしい食生活を重視することも大切。最適な栄養とその方の要望の両方を、限りなく理想に近づけることが、管理栄養士としての目標だと、この一幕から思いを馳せていました。最後にドラマの中の清盛は、結構な酒呑みでした。管理栄養士が、『再度の福原遷都を目標とした適正な飲酒量』について話をしていれば、長生きをして歴史が変わったかも・・・しれませんね。

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