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今年のふきのとう

栄養学科 佐藤 伸
 先日、ふきのとうをみつけました。あの黄緑のふきのとうです。北国では春の使者といわれています。いつもの年と変わらないようなふきのとうだけれども、なんだか、昨年よりも、いっそうまばゆさを感じます。そして、いつものように遠慮がちでやさしそうだけど、今年は大地からほとばしる生命力をより強く感じます。特に、あのふきのとうには、私たちを輝かしい未来へいざなってくれるような期待とあこがれすら感じます。
 ふきのとうは、わが国原産でキク科のふき(蕗;Petasites japonicus)の花穂。原色食品図鑑(建帛社)を開いてみると、ふきは「栄養価は期待できないが、きゃらぶき、粕漬け、味噌漬けなどにされる」とあります。花穂のときも、やっぱり、期待できないのかな?と思い、ふきのとうの栄養価を「日本食品標準成分表2010」で調べてみました。正直言って、驚きました。ふき(葉柄、生)とふきのとう(花序、生)の無機質を比べてみますと、カリウムは、ふきで330 mg(可食部100 gあたり)、ふきのとうで740 mgです。β‐カロテンもふきのとうには8倍ほど多く含まれています。ビタミンB群、C、葉酸なども多い。ふきのとうは、私たちに「春の息吹」だけではなく、「食としての恵み」も与えてくれるのですね。
 明日は、この原っぱにも、もっと多くのふきのとうが顔をだすことでしょう。そんな力あふれる春の日に、新入生のみなさん、私たち青森県立保健大学 栄養学科へようこそ。今日からこの大学で、みなさんといっしょに「明日」の礎を創っていきましょう。
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